モラハラ対策覚え書き

自分の考えを広げるのに参考になった本 その8

学校の「当たり前」をやめた。

工藤勇一(著)


まず公立の中学校でもここまで
「当たり前」と思われていた事を
変えられるのだなぁと感心した。
(具体的な改革内容については
 記事下のリンクを参照のこと)

この本の「トラブルを学びに変える」の項目で

二人の生徒がけんかをしていたとして
この場面で指導のゴール地点を教師は
「二人を仲直りさせること」に置きがちで
教師が積極的に介入して
相互に謝罪させ握手をさせるなど
表面上の和解に意識が向いてしまう。

しかし実は、本質的には何も解決していない。
結果として子どもは対立を自力で解決する力を失い
対立が起きたら「誰かが何とかしてくれる」
問題が解決できないのは
「環境が悪い」「周りが悪い」
「上手くいかないのは先生のせいだ」
と考えるようになる。

そうならないよう「トラブルを学びに変える」
自主的に仲直りをするプロセスを体験させ
もし許さないのであれば、許さない事で起こる
新たなリスクを自分で負う事になる事に気づかせる。

このあたりの内容はとても納得出来ました。
指導する立場なら「みんな仲良くしなさい。
相手が『ごめん』って言ったら
『いいよ』って許しなさい。」とした方が
明瞭簡潔でその場で解決出来ます。

その結果、子どもの自らの解決力を失わせている。
「みんな仲良く」が子どもの苦しみを増やしている。

気持ちと行動を切り分けて、差別しない行動を取ったり、
嫌いな人ともうまく人間関係を築くよう導くのが
大事だという事がもっと広まっていけばいいなと思います。

 


セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる

クリスティーン・ネフ(著)

セルフ・コンパッションとは、親友、
さらには見知らぬ他人に対して接する際と同じ
優しさや思いやりを自分自身に向ける事。
困っている親友に接するのと同様の態度で
自分自身を積極的に慰める事も意味している。

実際自分を激しく責める事はハリケーン
責めるのと同様意味のないこと。

・自分自身に優しさと思いやりを向ける
・苦痛を抱えることは共通の人間経験だと
 いうことを思い出す。
・マインドフルな認識のもとで
 思考と感情を保つ

セルフ・コンパッションは
常に自分のイメージを好ましく
保とうと管理するのではなく
すべての人間は強さと同時に弱さを
持ち合わせているという事実を
高く評価する。

セルフ・コンパッションが
自己批判よりも人を動かすのは
その原動力が恐怖ではなく愛だから。

 

「みんな仲良く」が子どもの苦しみを増やすワケ 心と行動は切り分けるべき | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

対立は悪じゃない、無理に仲良くしなくたっていい 公立中学が挑む教育改革(2)千代田区立麹町中学校・工藤勇一校長インタビュー WEDGE Infinity(ウェッジ)

工藤 勇一「学校教育を本質から問い直す」|慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)

公立校の常識「自律」で変えた 工藤校長、改革の流儀|U22|NIKKEI STYLE

前・麹町中の工藤校長、私立で大胆改革の中身 | 東洋経済education×ICT | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

「学校に居場所がない子に言ってあげられることは?」甲本ヒロトの言葉にみんなが刺さってる | COROBUZZ

 

自分を成長させ、ストレスにも強くなる「セルフ・コンパッション」ってなに? | 一般社団法人 日本産業カウンセラー協会ブログ 「働く人の心ラボ」

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マインドフルネスとは何か?【初心者向けまとめ】

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