モラハラ対策覚え書き

自分の考えを広げるのに参考になった本 その2 (モラハラ対策含む)

「モラル・ハラスメントの心理構造」 
加藤諦三 (著)
初っ端の「はしがき」からいい意味で
心に突き刺さってくる内容で
モラハラをする人間は好意的サディスト・
サディズム的愛だとハッキリ言いきっていて
大変分かり易くモラハラをする人間の
心理・言動について説明がされている。
またサディズムが巧妙に弱さに
変装している時には加害者にも被害者にも第三者にも
分かりにくくなっているが
特になぜ被害者がそれに気づけないのかの
考察もされている。
モラハラによる悲劇・モラハラの特徴・
モラハラ心理的罠・モラハラはなぜ危険か。
丁寧に分かり易く説明されている。
モラハラに悩んでいる人には一読の価値あり。


「影響力の武器」 
ロバート・B・チャルディーニ (著)
相手と交渉して値段を決める買い物などに
苦手意識があり営業をする側が何をどう考えているか
分かれば参考になると思って読んだ。
これを知っていれば不本意な買い物などをする事が
減りそうだと思う。

 

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「嫌われる勇気」・「幸せになる勇気」 
岸見一郎・古賀史健 (著)
アドラー心理学を全編哲人と青年の会話形式で
紹介している。
アドラー心理学についてはここ最近書籍も
沢山出版されマンガにもなりドラマにもなりと
広く知られる事となった。
アドラー心理学を理解するには
今まで生きてきた半分の時間が
必要との説があるので、
簡単には分かったとは言えないが、
「原因に意味はない」「目的論」
「劣等感と劣等コンプレックスの違い」
「自分と他者との課題を分離する」
「良かれと思って何かをして、
結果的に誰かに嫌われても気にする必要はない」
「悪いあの人・かわいそうなわたし・
これからどうするか」「共感と同調の違い」
「人間の問題行動 5段階」「わたしたちの課題」など、
参考にしたいと思う考え方がたくさんあった。


人間の問題行動 5段階

第1段階:称賛の欲求
共同体の中で特権的な地位を得る事が目的。
ほめてくれる人がいなければ
適切な行動をしない可能性がある、
罰を与える人がいなければ
不適切な行動をとる可能性があるのが問題。

第2段階:注目喚起 
「ほめられなくてもいいから、とにかく目立ってやろう」
積極的な子ども→いたずらによって注目を得ようとする 
消極的な子ども→「できない子」として振る舞う事で注目を集め
         特別な地位を得ようとする 

第3段階:権力争い(反抗) 
積極的な子ども→誰にも従わず、挑発を繰り返し、戦いを挑む
勝利する事によって自らの力を誇示しようとする
口汚い言葉で罵って挑発する、癇癪を起して暴れる
万引き、喫煙など非行に走り、平然とルールを破る
消極的な子ども→不従順を貫く事によって自分の力を示そうとする
どんなに厳しい言葉で叱られようと習い事や勉強を拒否する

第4段階:復讐   
「かけがえのないわたし」を認めてくれなかった人、
愛してくれなかった人に、愛の復讐をする
憎しみを求め、憎悪という感情で自分に注目してもらおうとする
ひたすら相手の嫌がる事を繰り返す
自傷行為や引きこもりも復讐の一環と考えられる


第5段階:無能の証明
「出来るかもしれない」と課題に取り組んで失敗するより
最初から「出来るはずがない」と諦めた方が楽
ありとあらゆる手を使って証明しようとする


第3段階以降の状況では、
三者である専門家に助けを求めた方が良い。

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