モラハラ対策覚え書き

人に親切にしたいと思っている人が必ず知っておきたい事が書いてある本

GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代

アダム・グラント(著) 三笠書房

 

いい本でした。具体例もたくさん取り上げられており
読みやすかったです。

人に親切にする事が習慣になっている人、
いつも人に親切する事を心がけているのに
何故か軽んじられたり損したりしてしまう人、
そういう人には特に

PART6
「与える人」が気をつけなければならないこと
「成功するキバー」の、したたかな行動作戦略

PART7
気づかいが報われる人、
人に利用されるだけの人
「いい人」だけでは絶対に成功できない

を読んでいただきたいです。

自分を犠牲にせずに人を助けられる方法を
身につけることは大切だと思います。

 

自己犠牲的なギバーとして行動して
燃え尽き症候群にならないようにする。

他者志向の成功するギバーを目指す。

他者志向」になるということは、
受け取るより多く与えても、
けっして自分の利益は損なわず、
それを指針に、「いつ、どこで、
どのように、誰に与えるか」を決めること。

男女を問わず多くのギバーを悩ませている
3つの罠とは、信用しすぎること、
相手に共感しすぎること、臆病になりすぎること。

イカーは如才なく、愛想がいいという印象を与えるが、
与えるよりもはるかに多くを手に入れようとしていることが多い。

どの新人にも援助を申し出るが、はじめて会話をする際には、
誰がギバーで誰がテイカーか、注意を払う必要がある。

イカーの気持ちを考える(共感する)のではなく、
イカーの考えていることを推察する。

イカーを相手にする時は自衛のためにマッチャーになるのがいい。

「よい行いはけっして忘れず、悪い行いを時々大目に見る。」
最初は協力的な態度に出て、相手が張り合ってこない限り、
そのままの態度を維持する。
相手が張り合ってきても、常に同じように張り合ってはならない。
寛大なしっぺ返しでは、3回に2回は張り合うが、
3回に1回は協力的な態度で応じる。
(テイカーに名誉挽回のチャンスを与える)

何かを交渉する時は自分のためにするのではなく
例えば自分の家族の代理人として、
または志願者の恩師になったつもりで交渉する。

人の視点でものを見て全体のパイを大きくし、
勝ち勝ち(ウィン・ウィン)交渉を成功させる。

人に惜しみなく与えるのが危険なのではなく、
誰に対しても、たった1つのギブ・アンド・テイクの
やり方で対応する事のはうが、よっぽど危険。

成功するギバーの多くが、人は皆善人だという
信念から出発するが、同時に、
周囲の状況を注意深く観察して
潜在的なテイカーを割り出す。

calil.jp